LOOP WHEEL
RADIALLでは定番の吊り網スウェットが入荷しました。
現在でも数多くの人々から愛され続けているVINTAGEスウェット。
それらは1940年代後半から1960年代中盤にアメリカで作られたものです。
生地が「TSURIAMIKI=吊り編み機」で作られてるから風合いが長持ちします。
しかしこの編み機は1時間に1メートル程度しか生地を編めません。
現代となっては非効率的な機械なのです。
いま世に出回っている殆どのスウェットはシンカー編み機と呼ばれる大量生産向けの高速編み機によって生地が編まれています。
更にアメリカではもう吊り編み機がありません。
どこを探しても世界中で吊り編み機で裏毛を編めるのは日本の和歌山だけなのも凄いですね。
手間暇をかけて制作されたこちらのスウェット。
吊り網機なので丸胴になっており、そして吊り網の特長である着こむほどに身体のラインにそって生地の収縮が生まれ
ご自身の体にそった唯一無二のスウェットに仕上がります。
吊り網機で織る事が出来る限界に近い肉感のある生地と独特のフェードした色合い、
またタテに筋が入るように目が立った表面。
かつてコットンフリースと呼ばれた裏面の起毛。
ウールのような保温性を高める効果を持つ裏面の起毛処理。
編み上がった後に筒のまま「丸起毛」と呼ばれる工程で施され、その後染色工程へと移ります。
起毛は着こむほどに摩擦と洗濯で束ねられ、
油脂も抜けてタオルケットのような肌触りになるのが特徴。
丁寧に作り上げられたデザイン。
通常のミシンより時間がかかるフラットシーマミシンを使い凸凹のないつなぎ目になります。
着た時のストレスが全く違うので、袖を通したときにぜひ体感して下さい。
着心地がよく10年着てもヘタらない、洗っても洗っても、本体もエリも袖口も、まったくヘタらない。
まるでジーンズみたいに、生地の経年も楽しめる、すばらしいスウェットシャツ。
とてもおすすです。
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