今日はCOOLMAXの機能のお話。
夏場の衣服にうってつけの機能性素材として有名な「クールマックス(COOLMAX)」。
皆さんも店頭で販売されているアイテムに付けられている「COOLMAX」という製品タグを一度は目にしたことがあるはず。
字面から何となく「涼しい感じの素材」ということは伝わってくるものの、その繊維や涼感のメカニズムについてご存知の方は少ないのではないでしょうか?
今回は、そんな知ってそうで知らないクールマックスという素材について改めて詳しく解説したいと思います。
クールマックスは、アメリカに本拠地を構えるインビスタ社の展開する「吸水速乾性素材」の1つです。
非常に優れた吸水性・速乾性を持っているため、世界的なアパレルメーカーからも重宝される素材です。
クールマックスという機能性素材には具体的にどのような特徴があるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
クールマックスの最大の特徴といえば、何といってもその優れた”通気性”と”吸水速乾性”です。
クールマックスを使用したウェアであれば、たとえ激しい運動によってたっぷり汗をかいたとしても、素早く乾いてサラりとした快適な着心地をキープしてくれます。
この優れた通気性と吸水速乾性の秘密は、1本の繊維の中に4つの溝を持つポリエステル製の「異型断面繊維」。
この繊維は通常の繊維と比べてその表面積が大きく、汗や湿気の蒸発が早くなります。
加えて、異型断面繊維は「毛細管現象」が起きやすいため、内側の水分や湿気を吸い上げて素早く蒸散させることができるのです。
ストレスフリーなのは、着心地だけではありません。クールマックスは洗濯やアイロンもしやすいため、他の繊維と比べてお手入れがしやすいという点も特徴の1つです。
そもそもクールマックスとは、「通気性と吸水速乾性に優れた素材」のことでしたね。洗濯後、スピーディーに乾くのも先ほどご紹介したメカニズムと同じです。
雨天で部屋干ししかできない時でも、クールマックスなら比較的早く乾きます。
天然繊維のように神経質に扱わなくても済むため、お手入れの煩わしさから解放されるはずです。
暑さの厳しい日本の夏場のクールビズをサポートしてくれる心強い味方。
夏場は涼しくじつは冬は暖かい機能もある素晴らしい素材。
すんごい快適な着心地なので夏はぜひ体感していただきたいです。
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