トラックジャケットと音楽
昨日の記事で書いた音楽ときってもきれない関係のあるレーヨンシャツに続き、
今日は同じく音楽ときってもきれない関係のあるトラックジャケットをご紹介いたします。
トラックジャケットといえば様々なアーティストがこれまで着用し、ヒップホップだったり、レゲエだったりロックだったりとそれぞれイメージがあると思います。
昨今90年代のファッションが注目を浴びているので、個人的に思う90年代に着目。
あくまで諸説あると思いますがあくまでも個人的な見解なので、人それぞれと言うことを前置きにしておきます:)
まず僕が16歳ころ当時、約20数年前ですね。。。
爆発的に人気があり街中トラックジャケットを着た人であふれていたのが記憶にあり懐かしい気分に浸ります:)
このころ流行していたのは、おそらくイギリスで巻き起こった「ブリットポップ」と呼ばれるムーブメント。
90年代イギリスの若者たちが、こぞって着ていました。
90年代初頭、イギリスの音楽チャートは、ニルヴァーナを筆頭としたアメリカのバンドが上位を賑わせてました。
しかし、1994年4月にニルヴァーナのフロントマンであるカート・コバーンがこの世を去ると、イギリスでのグランジブームは影を潜め始めました。
このカートの死と同時期にリリースされたのが、ロンドンのバンド・ブラーの「パークライフ」で、イギリスのバンドの復権を期待するリスナーたちがまさに待ち望んでいた作品でした。
それに拍車をかけるように、同年8月にはオアシスが「ディフィニトリー・メイビー」でデビューし、「ブリットポップ」を代表する2大バンドがここに揃うこととなりました。
そして彼らの共通点。それが、着ている洋服。
つまり、デーモンもギャラガー兄弟も、トラックジャケットを着ていた、ということ。
1960年代に発端したモッズ文化をベースにし、1970年代頃からスポーツウェアがファッションとして取り入れられるようになっており、一部のミュージシャンたちがそれを体現。
80年代から90年代初頭に活躍したミュージシャンが、当時からファッションに取り入れ、その時代に影響を受けたデーモンもギャラガー兄弟が必然的にトラックジャケットを身にまとい、ステージで歌う姿にたくさんの人々に影響を受けたと思います。
これによって、トラックジャケットにデニムやスニーカーを合わせた若者たちが、イギリスのストリートやライブハウスに溢れ、トラックジャケットがファッションアイテムとして認知され広がりを見せ、僕たち90年代を過ごした世代も影響を受けたのはないかと思います。
ジャミロクワイのジェイソン・ケイも着てましたよね。
こんな感じで当時着ていたトラックジャケット。
今の時代に着る若い人たちがBACK TO THE 90'として取り入れていくのは僕たちにとっては、おもしろいことで、きっと90年代のアイコンとして着こなしているのだと思いますが、ルーツを知るといつもよりちょっとだけ誇らしげに胸をはってトラックジャケットを羽織りたくなりますね。
思わずデーモンやギャラガー兄弟、ジェイソンになった気分。
もちろん、着こなしも当時のまんまじゃなくてもっと自由に、なんでもあわせた着こなしがいいと思います。
肌寒いこれかの時期はカーディガン感覚で羽織れ、ベロア素材がスポーティーさを払拭してくれ、
上品な雰囲気で羽織れますね。
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