サーマル
久しぶりにRADIALLからサーマルが発売。
このサーマルというアイテムなんですが、最近では、普段着としてみなさまの
中でも浸透していると思っていたのですが、意外と知らない方も多く
一体どういうものなのか、説明していきます。
まず、サーマルという言葉の意味なんですが、「熱の、温度の、暖かい」という意味。
この意味に関しては、普段着慣れている方のほうが知らなかった方が多いのではないでしょうか。
このシャツの特徴としては、表面に凹凸がある織り生地を使用している主にロングスリーブのTシャツになります。(半そでも存在します)
最初は、アウトドア用の下着として採用されたものでカジュアルアイテムとして着られるようになったのは、90年代に入ってからです。
ミリタリーのものも古くからありますが、どちらが先なのかは詳細がわかりません。
凹凸のある生地を使うことによってどういう効果をもたらすかといいますと凸部分は、着用したときに肌に接する部分になり体とのホールド的な役割を果たすのですが、凹部分がキモでここは肌に接しないところになります。
これは、肌が触れていない部分は、空気しかないという事なんですがこの空気の層を作ってやることが保温性をアップさせる重要なポイントになります。
保温効果というものは、生地と肌が触れ合っていても外気から遮断されるのである程度はあるのですが、飛躍的にあげるには空気が必要になります。
体温によって空気の温度が上がる、その空気こそが保温性のアップに繋がり、ぬくいと感じる事が出来ます。
なので、この凹凸のボディーはへこんだところで空気の層を作り、肌に接する部分と肌で、空気が外にでない小さな空気の部屋を沢山作っていることになります。
あとは、単純に肌との摩擦力をあげて体温を上昇させるのに一役かっているとも言われています。
空気の層を外に逃がしてしまうと一気に保温性が下がるのですがこれに関しては皆様、経験がおありと思います。
セーターを着ているときによく体験すると思うのですが部屋の中で着た時には温度がすごく上がって熱いと思うけど、そのまま冬の外へ出ると一気に寒いと感じた事はないでしょうか。これが暖めた空気が外に逃げた時に起こることです。
セーターなどは毛糸事態が小さな毛足が伸びていて空気の層を作るのにかなり適した素材なんですが、閉じ込めておくことに弱いんですよね。
ニットなんかは網目が大きいですから外気をすぐ通してしまいます。
そんなわけで、サーマルシャツの保温性は普通のロングスリーブのTシャツと比べるとかなり温かく感じると思います。
そしてサーマルには2種類ございまして、ワッフルとハニカム。
RADIALLはハニカム。
こちらは80年代以前に多く見られた構造で、ハニカム=蜂の巣という意味なんですが、模様がそれに似ているのでそう呼ばれています。
ミリタリーに多く見られるのはこちら。
サーマルの網目一つでもカルチャーがあるんですね。
よくあるのはやはり機能性考慮してピタっと体にフィットするのが多いんですが、そこは今っぽくシルエットを変更して一枚でも着やすくタウンユースにぴったりなデザインにしています。
リーズナブルで手に取りやすい価格なのでぜひお試しください。
RADIALL 「BASIC - サーマルカットソー」
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